俺の気持ち分かってくれよ。



俺は期限付きの恋人なんて望んでいない。



必ずあずみと両思いの恋人になってやる。



まずはあずみのご機嫌を直さないとな。



せっかく俺の過去はいいって言ってくれた。



嫌、もしかしたらどうでもいいって事なのか?



あずみの前だと、どうしても臆病になる俺。



今はこの事には触れずに置こう。



そうだ!食事に誘うか。



「なぁ。あずみ夕食食べてけ。」



何で始めて来たうちで、図々しく夕食なんて食べれるはずがない。



「無理!」



「即答しなくても少し考えてみてからでも?」



無理は無理。だって嫌だから。



私は帰る事にした。



部屋を出ようとしたら、ミキさんが入って来た。



「ねぇ。あずみちゃん一緒に夕食どうかしら?」



私は部屋から出られず、立ち止まった。



後ろから数馬が、「これで決まりだな。」



結局夕食を食べて行くことになってしまった。