鏡に写る自分まるで私じゃないみたいだ。



本当にびっくりした。お化粧するとこんなにも変わるんだ。



鏡の中の私に自分で見とれていた。



ミキさんが、「数馬の方を見て。」と言うから、



立ち上がって後ろを見た。


数馬は驚いた顔をした。



「やっぱ私が思った通り、あずみちゃんで新作やりたいな。」



何で話がそこまで進むの?


モデルなんて華やかな場所に私は向いてないから。



気がつくと数馬がそばにいた。



母さんの気まぐれに付き合う事ないから。



「それにこんな綺麗なあずみ誰にも見せたくない。」



そう言った数馬の顔を見て、私は又ドキってなってしまった。



「中々ないよ。あずみちゃんみたいな子、まだ原石だけど何か?光るものがある。」



鏡の中の私。



今の私ならなんかやれそうな気がするんだよね。



「すみません少しだけ考えさせてもらえますか。」



「そりゃもちろんいいわよ。」



私がモデルやっぱ無理かな?


数馬が心配している。