教室に戻ってからも、数馬は私も見てにやついている。


かなりキモいんですけど。


この先が思いやられる。



五時間目が終わった時数馬が、



「帰りは送ってくから、待ってろ。」



はぁさっそく彼氏気取りですか。



まぁいいよ。3ヶ月の我慢そうすれば数馬から離れられるし、



3ヶ月なんてあっというまだから。



私がため息をついていると、美香が隣にいた。



「又ため息ついてどうしたの? 」



「うん。あのね数馬と付き合う事になった。」



「ええぇ何でどうして?あんなに嫌がってたのに、佐伯君と付き合うの?」



その声は教室中に響き渡る。



クラスのみんながこっちを見た。



数馬は笑顔で、「そう言う事だからよろしく。」



はぁ。みんなに宣言なんかするなよ。