「あずみ、今高校生なのに何で車に乗ってんだよ。と思っただろう?」



図星で又固まる私。



「面白いやつ。」



「あのその。今日会ったばかりなのに、あずみって呼び捨て止めてもらえます。」



「あずみはあずみだろうが、今日から俺たち友達って言う事で。」



何言ってだろう。こいつ頭に来る。睨み付けてやった。


「あずみそんな顔するな、可愛い顔台無しだから。」


何その言い方。私あんたみたいな軽い男嫌いですから。



「あずみ俺の事嫌い?」



又心の中読まれた。



「図星のようだな。俺はあずみの事好きだから。」



今日初めて会って、好きなんて有り得ませんから。



数馬の顔が真剣になる。



「俺理由あって二年留年したから、20才なんだ。でもどうしても高校卒業したくてさ。」



「えっ!」



私は数馬の話に又驚いてしまった。