｢食堂じゃ目立ち過ぎだろう。｣



涙で顔はぐちゃぐちゃだしもうどうでも良かった。



｢京一も辛いんだと思うよ。血のつながりはなくても兄妹として育った訳だからさ。｣



京一も私の事で苦しんでいるの？



｢俺京一があずみの事好きなの分かっていたし、でもあいつ親に色々と言われたみたい。｣



父さんと母さんに何を言われたの？



｢京一があずみの事好きなのが、両親に分かったらしく

くぎを指されたらしい。

兄妹の恋愛は認められない。｣



そんな事何も知らなかった。父さんも母さんも私には何も言わなかった。



どうして京一は私にその事を教えてくれないの？



｢なぁ！あずみ京一の思い分かってやれよ。


あいつはおまえの事妹として愛すると決めたんだから。｣



私の気持ちはどうすればいいの？



今さらお兄ちゃんなんて呼べないよ。