あずみはまったく俺の事をお覚えていなかった。



俺はあずみが京一のとこへ来るたび、



構っていたのに覚えてないなんて。



入学式の次の日京一の忘れ物をあずみが、



俺たちの教室に届けに来た時。



教室のドアの所に立ってるあずみに、



俺は一目惚れをした。



後からあずみが京一の妹だと知り、



俺は京一にあずみを紹介してほしいと頼んだ。



だが京一はものすごい顔をして、



「あずみには手を出すな。」と睨まれた。



そう言えば妹のあずみとは、血の繋がりない。



と言ってたな。



京一はあずみが好きなんだとすぐに分かった。



それからもいろんな奴があずみを紹介してほしいと言う度、



京一はそいつらを睨んでいた。