「まぁ別にその事はいいよ。

どうせあずみは京一の事しか見てなかったからな。」


どうして数馬は私の事を、


そんなに知ってるの?



私が京一を好きと言う事も分かっているのだろうか?


数馬を見た。



数馬はすべて知ってる目だ。



私の気持ちにまで踏み込まないでよ。



私は目で数馬に訴えた。



数馬が苦笑いをした。



あずみ事はみんな知ってるよ。



数馬がそう言ってるように思えた。



私は思わず、「お願いだから私に構わないで!」



と声を張り上げてしまった。


クラスのみんなが注目する。


そしてチャイムがなり、二時間目の授業が始まった。