数馬の暖かい腕の中。



私は幸せだな。なんて思っていると数馬が、「京一の事心配になるよな。」って聞いた。



すぐにどう答えていいのか分からずにいると、「俺京一に嫉妬している。」



数馬は私を見ようとしない。



数馬バカだよ。



私はもう京一の事は兄としてと思えているのに。



数馬私を見て。



数馬は背中を向けたまま、「俺の事好きじゃなくてもいいから、離れていかないで!」



数馬の体が震えている。



私は後ろから数馬を抱き締めた。



「私は何処にもいかないよ。」



「京一の事はもう兄と思えてるし数馬といたい。」



これが私の愛。



なんか答えてが分かった気がした。