「さっきから何?俺の顔見つめて。」



どうしょう?何て言おうか。



「何何?俺に惚れた?」



「違うよ!」



「そんなにいきなり否定するなよ。俺だって落ち込むんだから。」



「ごめん。そんなつもりじゃない。あのね。あの約束覚えているかなって思って。」



暫く無言のままの数馬。



「ほら数馬が言った、期限付きの恋人。夏休みが終わる時、その3ヶ月になるの。」



あっ。と数馬は漸く思いだしたようだ。



「やだ数馬忘れていたの?」


「あぁ。っていうか、最初からそんなの嘘だし。」



数馬何言ってるの!



私を騙した訳。