どれだけ泣いても涙はかれないんだね。



京一が出て行くと同時に数馬が入って来た。



「のど乾いただろう?」



うん数馬がくれたお茶を飲んだ。



「今姉貴がパジャマとか着替え持ってくるってさ。」



あっ又瑠璃さんに迷惑かけてしまった。



「姉貴心配してた。あずみ元気かって?」



体は元気たけど心がね。



うまく言えない。



「あずみ俺今日から病院へ泊まるから。」



へっ。なんでこの病院完全看護でしょ。



泊まる必要ないし、私子供じゃないんだから。



「俺が泊まりたいからいいんだ。」



数馬意味が分からないんだけど。



先生には頼んで許可はもらった。



「数馬いいよ。私一人で大丈夫だから。」



「俺が心配だから、一人には出来ない。」



数馬心配し過ぎだよ。



私京一と愛し合えないからと言って、自殺なんてしないよ。



大丈夫だから心配しないで。



もう数馬たらどうしてそんなに優しいの?