だってだってずっと京一が好きだったから、



急に誰か他の人をなんて私は出来ないから。



だからもう少し待って。



数馬には多分今の私の気持ちが分かっていると思うから、



もう少しだけその気持ちに甘えさせてね。



「あのさぁ。俺はいつもまでも待つよ。もう二年も待ったんだから、この先何年でも。」



数馬ありがとうって何回もいってる私。



「それから、さっきから京一があずみの元気な顔をみたいらしいんだけど。」



えっ。京一がいるの?



「あずみが嫌なら、会わなくていいけど。」



私はどうするべきなんだろうか?



今会うのは辛い。



だけど京一はもっと辛いのではないか?



私はしばらく考えて数馬に伝えた。



「会うよ。京一に。」



「大丈夫なんだな。いいんだな?」



私はうんと頷いた。