「早いな。あずみとこうしてると一日があっと言う間。」



そうだね。もう7月もうじき夏休みだ。



私はここに来て、気持ちが落ち着いてる。



数馬といるとなんだか素直になれる。



「あずみとずっとこうしてたい。」



後ろから抱き締められた腕に力がはいる。



「離したくない。」



数馬私自分の気持ちが分からない。



多分数馬を好きになってる。



たけどまだ言葉にして言えない。



「数馬ごめん。私自分の気持ちがわからなくて、


今はミキさんに頼まれたこの仕事を成功させたい。


だからそれまで待って。」


数馬の腕がほどかれる。



そして数馬は、「分かった待つよ。」