「あの…やってくれない?」
「…は?」

は?って何!?
もう…あたしばっかり!


誰もいない教室に
あたしと彼はいた。

彼の名前は、五十嵐千尋。


五十嵐くんとあたしの関係…
それはただのクラスメイト。
もっと言えば席が前後なだけ。

そんな彼とあたしが
なぜ2人っきりで教室にいるかというと…。

それは今日の朝にさかのぼる。