**紫乃** 先生。今日も忙しいのかな? 痛みも楽になり、入院の楽しみはテレビと読書と先生。 でも今日はまだ、先生はこの特別室に来てくれていない。 ボーとテレビを見ているとドアがノックされた。 もしかして先生? ワクワクする想いを我慢出来ずに、声をドアに向かって張り上げる。 「どうぞ!」 やっと先生と会える! 今日は呼び出しに邪魔されないといいけどな。 そんな期待に胸を膨らませながら、開いたドアに視線を走らせる。 だけど、そこには私が待ち望んでいた先生の姿はなく、何故か碧の姿が。