お兄さんが真っ赤になった顔を思い出した私は、吹き出しそうになる。

あんな顔をしながら私にお説教する人なんて、初めて。


「私、軽いのかな?すぐヤラせてくれるって噂が流れているらしいし。」

「紫乃!あんたが軽くないのは私が一番良く知っているよ!ただ紫乃は見た目がなんて言うか、派手?だからかな?」


優衣の言葉に耳を疑う。

私って派手?なの?

別に派手にしているつもりはないのに。