「おい!その女。そんなに可愛いのかよ?」

「ああ。読モしててもおかしくねえよな?」

「そうだな。スタイルいいしな。」


おい、おい。

可愛くてスタイルがいいだと?

まさにカッコイイ俺様の彼女に、ぴったりじゃねえか?

決めた。

今カノのマミと別れたら、俺様の次の彼女はそいつで決まり。


「で?その女の名前は?」

「2組の福田紫乃。」

「福田紫乃。ね。」


俺がお前の名前を頭にインプットした時に、昼休みが終わるチャイムが鳴り響いた。