その君の澄んだ瞳が、僕を冷静にさせてくれたに違いない。

僕は君を愛している。

だけど、まだ高校生の君にとって、それが本当に君のためになることなのか?

答えは決まっている。


「紫乃ちゃん?その時が来たら僕は君にプロポーズをする。だけど、今はまだその時じゃない。」


僕はいつまでだって、君を待てる。

それくらいの自信はある。

真剣に君の瞳を見つめながら、僕は想いを伝えた。