自分の目に飛び込んで来たのは、乱れた制服姿の君。
君の目尻に伝う涙にようやく気付いた僕は、今頃、自分の犯してしまった過ちを思い知らされる。
僕は、なんてことを君にしてしまったのだろう。と。
「ごめん。本当にごめん。」
君の涙が、僕の高ぶった感情を冷やしてくれた。
急いで君から離れると、乱してしまった君の身体に、シーツを掛けて背中を向ける。
これじゃあ。君を無理矢理ヤろうとした、あの時の碧と同じじゃないか。
僕は君を傷付けてしまったことを、深く。深く。後悔した。
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