そんな思いを胸に、君に謝りの言葉を告げる。 「ごめん。どれくらい連絡していなかった?寂しかっただろ?」 「葵先生。お願いだから、こんな時まで、私の心配なんかしないで。寂しくて辛い思いをしているのは、葵先生の方でしょ?」 君の思いがけないこの言葉に、僕は崩れ落ちる。 冷たくなってしまった少女。 泣き崩れる両親の姿。 そして自分の無力さ。 何もかも忘れ、ただ僕は、君の優しさに・・・甘えた。