僕に気が付いた碧は、バツの悪そうな表情を見せながら頭を掻くと、女の子の身体の上から降りる。 碧がいなくなったベッドの上には、女の子が涙を流しながら、乱れた服を懸命に直していた。 碧がこの女の子を無理矢理、襲おうとしたことは明白だった。 だけど、この女の子も泣くほど嫌だったら、男の部屋なんかにノコノコついて来なければいいのに。 半ば呆れながら、そんな事を考えていた矢先。 その女の子は、僕の横を通り過ぎると碧の部屋から姿を消した。