澄ました顔をしながら、ソファにドカッと横になった碧は、また携帯をいじり始める。 前から感じていたことだが、碧は僕よりも何かにつけて要領がいい。 それが良いとか悪いとかじゃなく、そういう碧を見ていると僕はこう思わずにはいられない。 病院を継ぐのは僕よりも、碧の方が適任ではないのかと。 「碧。父さんは僕に瞳さんと結婚して病院を継いで欲しいと思ったみたいだけど、僕にはそんな気持ちは全くない。父さんにもきちんと話すけど、碧にも聞いて欲しい。僕の考えを。」