僕は自分の目を疑った。

どうして、こんな所で?

ドアの前で?君は?何をしている?


「福田さん!?」

「先生?」


707号室のドアの前で、座り込んでいる君を見つけた。

てっきり碧と、707号室でアレしているとばかり思っていた僕は、涙を流している君を目の前にして、驚きのあまり一瞬足が止まった。

本当に驚いたんだよ。

だって、君がまた。

パンダになっているから。