**紫乃** 手の中のカードキーを見つめる。 どうすればいいの?こんなの渡されたって。 碧がどうして私にカードキーを渡したのか、理由がわからない。 それに碧がさっき口にした言葉が何度も耳の奥でこだまする。 『俺が思うには兄貴はお見合いを断ると思うぜ。』 どうして碧はそう思うの? 何もかもがわからない私が唯一出来ることと言えばただ、707号室のドアの前にしゃがみ込んで涙を流すことだけ。 これから自分はどうすればいいのか、わからない。 わからないよ。先生。