「いったーい。エーンエーン…」 優は木の棒で、私の顔に傷をつけてしまいました。 いま思えば、たいしたことのない傷だけど、あのときの私には、大変なことでした。 「ホントに大丈夫?僕なんでもするよ!」 優がそういったのをいいことに、私はこんなことを言ってしまいました。 「じゃあ、私の命令に従いなさい。逆らったら許さないわよ。」