「私クラスに仲いい人いない。」 クラス表をもう一度見て郁は言った。 私もクラス表をじっくりと見てみた。 「私もいないや」 私は元々友達がすくない。 小学校の頃からヤンチャやっててみんなからは怖がられていたから。 でも別にそれが寂しいとかは思わない。 見た目で判断する人とは友達なんかにもなりたくないし。 私たちはため息をつきながら三階へと足を進めた。 そういえばあの人は何組になったのかな?