そんなことを考えて、どきどきしながらペンを取って。





そういえば、彼女たちの誰の連絡先も聞かなかったと、俺は思い至った。


確かに、ホームページも知ってるし、ストリートや、部室に行けば、彼女たちと会うことは出来るだろうけど、やっぱりメールか何かで連絡していくのと、全く連絡しないで行くのとは気分の点で、大きく違う。


連絡先、聞いておけば良かったな。




ため息をついて、俺は、自分がどうしようもなく、疲れている事に気がついた。


いつもなら、この時間、家におらず遊び歩いているか、家に居たとしたら適当にゲームでもして遊んでいる時間である…が、今日は、無性に眠たくなった。



まぶたを開けていられる自信が無くて、俺は机の上に突っ伏して、しばらく眼を閉じた。






寝て、また彼女の夢を見たら嫌だな、と思ったけれど、眠気には勝てない。