コイビトは

でも、自分の言葉が曲になり、それをリディルルが歌うのだと思うと、それはとても魅力的で楽しい事に思えた。


「うん、そう言ってもらえるなら…書いてみようかな


本当に、素人だけれど」


「うん、全然いいよ! ありがとう!!」


その時、チャイムが鳴った。


5限終了。6時だ。



「あああーっ、大変、今日までに返さなきゃいけない本があったんだ!!


ちょっと、行って来るねぇ~~~!!」


ラヴィコが立ち上がった。大学の図書館は、意外と返却期限に厳しくて、ウチの大学は遅れた日数だけ本が借りられなくなるというペナルティがつく。


もしテスト前だったりしたら、これは中々ツライ。