その声は、キーボードの子で、ふわふわのついたコートにツインテールの髪、幼い顔立ち。
中学生かと思った。
実際は……高校生くらいだろうか。
彼女の合図と同時に、キーボードのイントロが流れ、ベースがそれにあわせる。
ベースは、キーボードの子とは正反対の、大人っぽい色気を持った女性だった。年は20代の…半ばくらいだろうか。
口元のほくろがその色気を引き立たせて、真っ赤なルージュが笑みの形を作っている。
軽快なイントロ。
そしてボーカルは……
俺は何故かそのとき、一瞬違和感を感じた。
その違和感は継続することはなく、あっという間に過ぎ去って、耳に入ってきたのはハリのあるキレイなアルト。
透き通るような声。夜空に抜けていくようだと思った。
中学生かと思った。
実際は……高校生くらいだろうか。
彼女の合図と同時に、キーボードのイントロが流れ、ベースがそれにあわせる。
ベースは、キーボードの子とは正反対の、大人っぽい色気を持った女性だった。年は20代の…半ばくらいだろうか。
口元のほくろがその色気を引き立たせて、真っ赤なルージュが笑みの形を作っている。
軽快なイントロ。
そしてボーカルは……
俺は何故かそのとき、一瞬違和感を感じた。
その違和感は継続することはなく、あっという間に過ぎ去って、耳に入ってきたのはハリのあるキレイなアルト。
透き通るような声。夜空に抜けていくようだと思った。


