星の数の恋よりも月と同じくらいの恋




―夢…?
きっと、そうかもしれない…
紫惟くんが告白なんてない…――













「ひ、尋ちん…?」



でも、不安そうな顔で
あたしを見つめる紫惟くんの顔…





「…ほん、と、に?」



震える声で紫惟くんに問い掛ける…



「マジだよ!
俺、本気で尋ちんが好きです」



紫惟くんの顔は真剣で
嘘を言ってるようにはみえなかった…
それ以上に、紫惟くんと
同じ気持ちだったことが嬉しかった



「…わたしも、紫惟くんが好きです」

「マジで!?」



頷くと紫惟くんは
微笑み優しく抱きしめてくれた



これが1週間前にあった出来事…





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