星の数の恋よりも月と同じくらいの恋





手紙を読み終わると、悲しくて、モヤモヤして
さっきまで、悠諳さんの手紙が
嬉しかったはずなのに徠くんの名前を
見たらショックを受けて尋ちゃんに抱き着いた…



「いっちゃん!?」

「…悠諳さんに、違うって言いたい…」

「ゆあさんって誰?」



正直に尋ちゃんとお母さんには
心臓が音を立てたこと、
今までに感じたことのない感情になったこと
全部全部話した…



「いっちゃんは、
そのゆあさんのことが
気になったんだね…?」

「うん…」

「そうね、その子のこと気になるから
徠くんと乙香が付き合ってること
知られたくなかったのね」

「徠と別れなよ」

「そうね、徠くんと一度話さないとね
乙香がなぜこの気持ちになったか
解るかもしれない」



尋ちゃんとお母さんの言葉に驚いたけど、頷いてた…
徠くんは別れることを簡単に受け入れてくれるかな…?





.