声のするほうへ振り返ると
ちょうど蓮が欠伸をしていた。

手には紙袋とかオシャレな紙で包まれた箱。


きっとプレゼントだ。



夏華がそんな蓮姿を見てため息をつく。



「してない。このバカに飽きれてるの」


「あぁ、またなんかドジった?」



2人してひどい……

確かに私が悪いけどさぁ…



「あ、なんか拗ねてる?」



蓮が私の顔を覗きこむ。



色白でニキビなんて一つもない肌。
目なんて二重だし瞳なんて真っ黒で吸い込まれそう。


一つ一つのパーツが整ってて
私からしてかなり羨ましい。




「蓮って…綺麗な顔立ちしてるよねぇ」


「は?」



まじまじと見て言う私に
蓮の眉が怪訝そうに寄る。

すごく嫌そう。


褒めてるつもりなんだけど……