部屋から出ると
部屋の外にいた麻優と目が合った




一瞬、バチバチと
火花が散ったが、

麻優のほうが先に目を反らした



あたしもすぐに目を反らして
自分の部屋へ行った…――











――…部屋で新しい制服に着替えて
ウィッグとカラコンをつけて
部屋をでた




玄関にはすぐにでも行けるように
スタンバイした麻優と
また目が合う――





なんなんだよ!!?


と心の中で毒づいた




これから
一緒に学校生活を送らないといけない幼なじみに…



自分のほうばかり見てくる
麻優に…




早くも嫌気のさしてる
姫乃でした…――