そこら辺のことを理解していないまおだけど……。 まぁ、いいだろう。 なんとかなるか。 「行こうっ、いっくん!」 強く握られた。 長い髪が揺れる。 この遊園地のイルミネーションは人気だから、夕食後に再入園できるようにして……。 「らーいおーーんっ」 動物園にやってきた。