私は中学2年生のごく普通の女子。
中谷 美亜(ナカヤ ミア)。

私はクラスが嫌いだ。
楽しい時は楽しめる。
だが・・・.

不幸は突然に訪れる。
それは気分屋な友達の
山口 優理(ヤマグチ ユウリ)
の仕業だ。

「おはようっ!!」
私は元気に教室に入る。

「・・・。 きも。」
ボソッと優理は呟く。


―-―聞こえてるよ・・・。
どうして? 何かしたの?


クラスでのシカトだ。
リーダー的存在の優理。
一緒に居るのにスグそんなコト・・・。
優理と仲の良い不良少年
水口 光輝(ミズグチ コウキ)。
こいつがクラスに指示をだす。

しゃべってくれて一緒に
居てくれる子は居る。

けど・・・

「ムカつく」ただそれだけで・・・。


どうして?
何でなの?

これ・・・いけないって思わないの?


そしてやっと学校が終わって部活だ。
けれど優理とは同じ部活である。

急いで他のクラスの子の元へ向かうが、
優理の悪口のせいで
みんな相手にしてくれない。

嫌だ・・・、嫌だ・・・、嫌・・・。


それはもう何回目だろう?
1年生から部活でのシカトはよくあった。
しゃべってくれる子も居たけど、
やはり優理中心でシカトしてくる。


1年生からずっと・・・
ずっとガマンしてきた。

けどもうガマンの限界!!!

教室では消しカス投げられて
机けられて.筆箱投げたりかくされたり。

無理。

誰か助けて―――――・・・。

「キモいんですけど~!! キャハハハハッ♪」
「聞こえてるってぇ~。本当のこと言っちゃダメだよっ!」

涙が溢れ出した。