「私帰るね、もう時間だし…」 「そうか、玄関まで送る」 二人で2階から階段を降りて大樹の家を後にした。 「おかえり〜、遅かったわね!」 「うん、ちょっとね」 そういって自分の部屋へ入っていった。 「どうしたのかしら…」 お母さんの心配を装い、兄の悠真が後ろから 「恋の病じゃね?」 自分のベッドに倒れて天井を見上げながら、唇を親指でなぞっていた。 もう友達としてはいられないってこと? でも今の関係を壊したくない。 この気持ち、どうすればいいの?