キミだけをずっと




〜 大樹15歳 中学生 〜



「宿題を俺のところに持ってきて!」



席を立ってクラスの皆に呼びかけた


宿題が集まると、一人でノートを両手で抱えて持ち上げた



「佐野頑張れよ!」


「おぉ!」



クラスの男子が俺の肩を叩いて教室から出て行った



一人で廊下に出て重いノートを抱えていると



パタパタパタ♪



後ろから足音が俺に近付いて来る音がした


すると俺の隣にあの女子が立っていた


俺はその子の方に顔を向けた



「手伝ってあげようか?」



心配そうに見る彼女は


あの宮坂紗良だった


宮坂とは中学から一緒だった


その事は今でも愛美は知らない事実なのだ