キミだけをずっと




おでこを手で押さえていると、大樹は片手でボールをボール入れに投げた


見事にボールが入ると、手をパンパンと払って


ステージの上に置いていた学ランを手に取り


いきなり私の腕を掴んだ



「帰ろうぜ!」



言われるがままに体育館の外に出た



学校内を歩いて、校門に着いた


当然ながら校門には誰もおらずシーンとしていた



二人で並んで帰っていると、ふと大樹の方を向いた


私に気付いた大樹は何かを思い出したかのように


いきなり背負っていたリュックのチャックを開け、ゴソゴソとしだした



「何何?」


「ふっ、ちょっと待てよ〜」



バックの中に手を突っ込んでゴソゴソしながら


私の表情を伺ながら大樹は笑っていた