キミだけをずっと




右膝が扉に当たった音を聞いた大樹は、扉の方に目を向けた



「誰かいるのか!」



大樹の声が聞こえたので、バレたんだなと思い扉を少しずつ開けて体育館の中へ入っていった



「何してるの?こんなところで!」



「愛美こそどうしたんたよ!」


「急に大樹の姿が見当たらなくなったから、もしかしてって思って」


「あ〜そうか。受験で半年近くバスケしてなかったから、ゴールとの距離感が鈍っててさ。」



話しながら体育館の真ん中へ歩みより、大樹もまたドリブルをしてランニングシュートをする



シュッ トントントン…



ゴールに入るとボールは床にバウンドをする



体育館のステージの上には、大樹のバックと学ランが無造作に置かれていた



ステージに置かれている大樹の荷物の隣に座って、バスケに夢中な姿をジッと見ていた



白いYシャツを腕まくりして、腰パン気味のズボンに少しキュンとなる