「そうなのか、佐野」


「おぅ」



俺は真顔で返事をした


次に起こったことは、男子達が手で俺の肩や体を押してきた



「ヒューヒュー!ずるいぞ♪」


「橋口みたいな彼女欲しいぜ」



嫉妬混じりに祝福をしてくれた



「そっとしといてよ!念願叶ったんだからさ」



10年前からの夢が一つずつ進んでいっている


今はスタート地点に着いたばかり


これからなんだよ


まだ見えない苦難や困難


問題とかあるかも知れない


でも乗り越えてみせるよ



何があろうと…