キミだけをずっと




「ねぇ、今からどこに行くの?」



ふと大樹に尋ねると、はぁ?みたいな口を開けた大樹が私を見た


「どこか行きたいところでもある?」


「私は大樹とだったら、どこでもいいよ!」


大樹は私の顔を見て歯を出して笑っていた



「じゃあ、俺について来て!」


「うん♪」



二人で顔を会わせて微笑んだ



バスに乗って一時間


着いたのは海沿いにある水族館


バスを降りると海風が強く吹いていた


ヒラヒラとスカートが風でなびる



「行こっか!」



大樹の隣に並んで歩いていった


料金所に着くと受付の女性に話しかけた



「学生二人です」


「二人で2500円です」



財布をポケットから出した大樹は一人で全部払っていた


後ろで大樹を心配げに見つめる私