キミだけをずっと




12月に入り、高校3年は週に一回の登校になった


大学入試まであと二ヶ月


部屋にこもりっぱなしでただただ問題を解き続けていた



「あ゛〜分からなーい」



難関校立慶大学は私の成績では、奇跡が起こらない限り合格はできない


その見えない壁にぶちあたり、乗り越えようとしている


大樹のためじゃなくて、自分のために


せっかくのいい大学に入れるチャンスだから、落ちてたまるか!



「受かってみせる…」



また気合いを入れ直し、シャーペンを右手で持ち直した時だった



ブー ブー ブー ♪


マナーモードにして傍に置いていた携帯が振るえだした


携帯に手を伸ばし、パカッと待受画面を見た



「誰だろう…」



ニコニコしながらメールボックスを開けた