キミだけをずっと




チョコレート事件以来に大樹の顔を間近で見た


多分本人は自分がカッコイイだとか爽やかだとか、全く思ってないだろうけど


自然な茶髪に白い肌。スッと鼻筋が通った鼻


目は二重瞼でキリッとしてて、唇は薄い


外見だけでなく中身も完璧


性格も私に合ってて、そんな人ってなかなか巡り会えないと思った



もっと近くで見たいなぁ〜


顔を大樹に近づけると、大樹の右目がうっすら開き始めた


ビックリして慌てて顔から離れ席から立とうとすると、椅子の脚がバックに引っ掛かり上手く立てず、膝を見事に当たってしまった



「痛った〜」



小声で机で打った膝を手で摩っていると、その衝撃で大樹が完全に起きた



「あれ、愛美?」



痛さを堪えながら大樹を見た


大樹は椅子の背もたれに右腕を乗せて私の妙な動きをじっと眺めていた