キミだけをずっと



〜side愛美〜


図書館に走って入ると、学習室へ向かった



「まだ空いてるかな…」



右肩にかけていたバックの取っ手に手をかけた


廊下を歩いていると学習室から出てきた他校の男子学生二人が


すれ違い様に私をジロっと見てコソコソと何かを話していた



「噂の美人ってあの人だろ?」


「そう!よく図書館で見かけるぜ」



私は首を傾げて学習室のガラスの扉を開けた



入って奥の机が空いていたのでバックを机の上に置き、椅子に腰をかけた


勉強道具をバックから出し、立慶大学の分厚い赤本を開いた


テストに出そうなところにはふせんを張り、印を付けたりした



「絶対に合格しなくちゃ!」



やる気を出してシャーペンの頭部を親指で押し、芯を出した