あたしはうなずくしか方法がない。

と言うか、一体何の因果?

どうしてここで会っちゃったの?

いい夢で終わらせようと思った矢先の、突然の再会。

「よかった〜。

会えなかったらどうしようと思ってた〜」

潤んだ目でそう言う彼に、あたしは何も言えない。

ミサとエリは、まだ呆然。

そりゃそうだよね。

ナンバーワンホストとあたしがこんなんだもん。

「俺、会ったら言いたかったことがあるんだ」

西園寺帝はあたしの目を見ると、
「結婚して欲しい」