君だけだから




「菅田さん!起きて!」


と、隣から優しい声が聞こえて目を覚ました。


「ん、吉田くん」

目を開けると吉田くんが見えた。

「吉田くん、じゃ無いよ!早く起きて!」


吉田くんの、"起きて"で、私は眠っていたことに気付いた。