そして卒業式が始まった。 「これより星の宮学園、卒業式を執り行ないます。」 生徒である私たちは前。 そして執事たちは後ろに並んだ。 「卒業生代表…」 そして卒業生の話が始まった。 途中で涙ぐむ生徒がいたが私は違った。 胸を張って卒業できる。 だって奏汰と一緒だから。 私は自信で満ち溢れていた。