「咲?」 「何?」 「その…大丈夫か?」 「え?大丈夫だよ。もう吹っ切れたし。奏汰のおかげだよ?」 「そっか。よかった。」 「あった。ここだ。」 立派なお墓だった。 ここに陸が眠ってるんだ…。 そういって私たちは手を合わせた。