「葵、離れろ」

「は?鷹夜も妬くんだ」

鷹夜、あたしと葵さんが抱き合ってたのに妬いてくれてたみたい
なんか嬉しいなー

「もー!鷹夜!」

あたしたちがいちゃいちゃしてたら
葵ちゃんが急に走って人ごみに消えた。

「大和、どうしたんだよ?」

「いや、なんか葵が急に走って行って」

「どうしたんだろ、葵さん…」

とりあえず、私たちは電話をしてみた。

―プルルルルルル

「出ない。。。」

「こっちも出ないし。。。」

どうしよう、葵さんどこ行ったんだろう…