いつも大人しいメイクはキャバ嬢のような派手さ。


ストレートの髪はくるくるに巻かれている。


家を出るときに着ていた服は


水色で胸元ががっつりあいた


ドレスへと姿を変えていた。

客と腕を組ガラスばりになってる

エレベーターでエレチューする母を見て

目の前が暗くなるのを感じた。


裏切り憎しみそんな感情が自分の中にあったことに

気付かされた。


母が別人に見えるのがただ怖くて

夜の街を私は1人走った。


泣いて顔がくしゃくしゃになっている

ことにも気がつかずただ走った。

アンナことが平気でできる

母の気持ちが知りたかった。