「次くる時は、ちゃんと彼女と別れる。
だからこれ、約束」



彼は私に指輪を渡す。



私はそれを薬指にはめる




「私の薬指は、あげる。だから君の小指は私にちょうだい」




彼は私の言葉を
少し不思議がる


だけど微笑んで言った



「いいよ、分かった」